これをお読みになっている皆さんは、もしタロット・カードをもしご存じでしたら、どのアルカナ(カード)が好き、気になるといったことはありますか。
私が開催しているタロット・カードの講座の受講者の方やそのご友人の話などを聞くと、実に様々です。ちなみに私の場合、大アルカナ22枚であれば、「正義」と「隠者」になんとなくですがひきつけられます。
ある日、講座の中で受講者の方から〝法律に興味があるから「正義」のカードなのですか?〟と聞かれたことがあります。ーーその時は、不意打ちをくらった感もあり返事をはぐらかせてしまったことをお詫びしつつ、それはかなり鋭い指摘でした。
私の専門的な研究は古典文法がスタートです。物事の法則性に興味があります。でも、いつしか言語の法則性を超える何かの方が気になってしまい、倫理学や思想史がご専門の先生との縁が生じたこともあって、言語を基礎としながらも関心はそちらに移っていきました。
また、法律や裁判(裁く対象となる犯罪も同様)にも単純に関心があります。大学進学時には、担任の先生に法学部をすすめられました。しかし、〝法律は人間の大事な部分を縛り付けるものなので文学部にします〟とか何とか言って、突っぱねたのを覚えています(法制史や法哲学という分野があるらしいのを大人になって知り、そういう分野だったら学びたかったという若干の後悔があります。思い込みの激しい高校生だったのが災いしています……)。
そして、「正義」のアルカナに対して、私の前世・過去世が無自覚に反応している可能性は否定できません。私には数年前、自分が日本の某時代に法律の作成や裁判の担当者としてかかわっていたのではないかという、漠然とした思いがわき起こりました。そして、知人を介して知り合ったチャネリングの能力がとても高い方に見ていただいたところ、やはりそうだというのがわかりました。
ここで、タロット・カードに戻ります。タロット・カードにおける私の〝バイブル〟は、東條真人先生の『タロット大辞典』です。何度も何度も読んでいます。
私が開催しているタロット・カードの講座は、東條先生の説に依拠して展開しています。もとは理工学系の研究者でいらして、多くの言語に精通している先生は、ご著書の言葉を通してしかお会いしたことはありませんが、世界の真実を知りたい思いに駆られて在野で研究を続ける私にとっての憧れです。
東條先生のご著書を読み合わせているうちに、タロット・カードは人間の夢や無意識を言語化したものであることが、自分なりに理解されてきました。ーー個人の無意識下には、その前世・過去世も存在しているので、アルカナ(カード)が自分に何かを訴えて来ても不思議ではないだろうと考えています。
皆さんもぜひ、タロット・カードを手に取って、アルカナ(カード)の一枚一枚とじっくり向き合ってみてほしいと思い、細々と講座を続けています。
タロット・カードの講座に興味のある方は、下記リンクの「お問い合わせ」よりご連絡ください。
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