2024年6月12日水曜日

入院は強制的に〝雑音〟から逃れるチャンス

                             


 私の父親は、自分でも公言していますがTVが大好きです。字幕の文字が見にくくなったからというので、思い立ってすぐに問題のないTVから大画面のTVに買い替えをしてしまったほどです(そして、前のTVは使わないまま寝室に置いています……やめてほしい)。

 私も〝社畜〟生活をしていた頃は、帰宅すればすぐにTVを付けていました。しかし、今は大河ドラマとネットで知りえた見たいと思った番組を見るくらいで、正直、手放してしまってもいいくらいの状態です。番組がくだらなくてうるさいばかりで、昔のドラマやドキュメンタリーなどを放映してくれた方がいいと思うほどです(実際、それはネットなどの有料のサービスになっているようですね)。TVはオワコンだなどと言われていますが、そうだろうなと思ってしまいます。ただ、団塊世代より上の方たちの黄金時代を象徴する娯楽ですので、それを父から奪う気はありません。

 しかしながら、実家に帰るととにかく騒々しくて、落ち着かない気持ちになります。以前も記しましたが、父親は片付けもできない人なので、居心地が悪くてたまらなくなってしまうのです。

落ち着かないゾーン
https://zarara1111.blogspot.com/2024/05/blog-post_17.html

 そうした中、実家にいる母親に手術をするかの決断を迫られる状況が生じました。当初私は手術には反対だったのですが、今は考えが変わっています。なぜならば、父親の発する〝雑音〟からある一定期間強制的に離れることができるからです。正直、手術後の定期的な通院も必要なため、病院に近い私の所に手術後はしばらくいるようにも勧めています。

 父親は、読者の方には信じてもらえないほど、自分一人では日常生活のことが何もできません。母親は、それに躊躇して私には返答しないでいます。しかし、入院をして強制的に父親から絶え間なく発せられる〝雑音〟から逃れられれば、考えも変わると目論んでいます。とはいえ、最後は母親自身で決断することですし、今はこう考えていても、未来は不確定でいくらでも変わる可能性があります(両親には、両者の間で前世・過去世をめぐる強烈なカルマがあるようなのですが、私の力ではいまだ知りえません)。

 話を最初に戻しますが、父親の〝雑音〟攻撃がいかにすさまじかったかは、私が一人暮らしを始めてですら二十年近くかけて解き放たれた今だからわかったことです。また、父が老いて私の方が強くなってきたこともあって、やっと呪縛が解けたということもあります。ーー感覚的な攻撃性をまき散らされ、無自覚にそれに曝されることの恐ろしさに、多くの人が気づいてほしいと思います。

 父親を悪く言うつもりはありません。ヒーリングの練習をした際に、指導してくださったヒーラーさんから、母親が抱える愛情の問題を指摘されました。そして、私の家族は皆、愛情の面で大きな問題を抱えています。特に父親は、いろいろな面での不足を横暴さでごまかしていた、寂しい人なのだと思います。ただ、こうした家族の問題は、昭和世代の家族の多くが私たち家族同様に抱えている問題である気がしています。

 考えてみれば、母親はこれまで何度も入院をしていますが、私を含め家族は何も変わりませんでした。それではいけなかったのです。特に父親は、母親への依存から〝自立〟するべきであったのに、それをしませんでした。そして、厳しい見方ではありますが、母親も結局それを許してしまったのだと思われます。ーー家族のことを書くのはとても恥ずかしいですし、苦しさもあるのですが、これを読む皆さんにとって〝自分だけではないのだ〟と思って、何らかの行動を起こすきっかけになってくれればと願うばかりです。

 これを書いて私も、〝今度こそは……〟という思いをあらたにしています。

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