私があるコミュニティに参加してから四年が経ちました。先日その代表の方が、コミュニティで利用しているSNSにそのことを書き込んでいて知りました。
参加当初、そのコミュニティがスピリチュアル的なコンテンツを扱うようになるとは、まるで想像もしませんでした。代表が、コミュニティのメンバーの一人から、ものすごく能力の高いチャネラーの方の紹介を受け、そのチャネラーの方も、代表とコミュニティを応援したいと申し出られたのがきっかけだったそうです。いずれにせよ、このコミュニティに参加したことは、私が霊的な成長を遂げる大きなきっかけとなったのは事実です。
その人その人の霊的な成長度(私としては、真の自己実現度といったとらえかたをしています。コミュニティで用いている名称もありますが、ここでは伏せておくことにします)の診断を受けることが、コミュニティへの参加条件となっているのですが、四年前の私は85%でした。ちなみに、日本人平均が50~60%くらいで、コミュニティ参加者はだいたい80~90%くらいだということです。
最近、自分の身の回りでわけのわからないことが増えました。一方で、それらに対してあまり騒ぎ立てない自分もいます。先月、どうにも難しい問題が生じたため相談をすべく、久しぶりにこちらのチャネラーさんの個人セッションを受けたところ、霊的な成長度は95%になっていました。二年前には90%でしたので、二年ごとに5%ずつ上がったことになります。
コミュニティにはそれほど多くの人が参加しているわけではないのですが、95%以上の方もそれなりにいらして、自分が85%の時に彼・彼女らは、雲の上の人という感じがしていました(およそ一般人からはかけはなれた社会生活、職業等の経歴、霊的な能力等……すべてにおいてです)。
ただ、コミュニティに入る以前から、私は今でも相談をしているヒーラーさんがいらして、その頃には別の人(この方は、突然消えてしまいました)のセッションなども受けています。それが六、七年前です。十年くらい前には〝気〟を診ることを習って身に着かなかった経験もありますし、占い二十年以上続けています。
ここに至るまでの道のりは遠かったです。頭や生活が〝スピスピ〟であったことなど一度もありません。常に、専門的に携わってきた仕事や研究と同じような真面目なスタンスであり、一方、時間的なものはそれらとは比較にならない程度で、細く長くかかわってきました。
ただ、飛躍的に霊的成長を遂げる転機はあるようです。私のように独身者は、一般的・常識的な職業生活を離れる時ではないかと思います(私は実際、その時に成長度が大きく上がったと言われました)。既婚者の場合は、離婚かそれに類する配偶者との納得のいく生活を得た時なのではないかと思われます。両者に当てはまらない場合は、家族間でのなんらかの問題の解決という場合もありそうです。
いずれの場合も経済的な問題はネックになります。それでも、職業歴の長い独身者は、収入を自力で得ることに関してクリアできる率が高い気がしています。そのかわり、女性性や愛情面での〝疵〟の克服は手に負えない難題です。逆に、依存性の強い人(特に女性に多い)は、経済的な問題や自立がものすごく大変そうです。どっちがよいかではなく、同じくらいしんどいに違いないでしょう。
コミュニティ内でずいぶん前から95%に到達していた方から、じっくりとお話を伺う機会があったのですが、エゴ(あるいは、肉体を持った自分の個性)の部分とそうでない部分(生まれてきた意義、霊的な使命)の両者について、この三次元世界(社会生活)上でどのように折り合いをつけていくか……といった課題が残されているように感じました。ただ、だんだんとその方向に向かうような道が、その方には用意されていそうな印象を受けました。
私は、自分の本質的な部分がまるきりスピリチュアル的ではありませんし、女性性や愛情には多大な問題を抱えている自覚があります。現実を生き抜くことにはあまり不安はないのですが、愛だとか霊性だとかについてはいまなお懐疑的かつ臆病です。残された人生を得意な物事だけで終わらせるのではなく、おそらく前世・過去世で幾度どなく失敗してきたそうではないこと、未知の領域への挑戦が霊的成長の残りの5%だとしたら、これまでの二十年以上の困難が待ち受けているのかもしれません。
でも、諦めるかと言ったら、諦めません。〝知らない世界を見てみたい〟という素朴な願望は、私が幼い子どもだった時からずっと捨てずに抱いてきた、ほぼ唯一とも言える大事なものだからです。
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